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おおよしきりが、精一杯くちばしを開いて鳴いています。メスを呼んでいるのでしょうか。鳥は視力がたいへん良く、かなり離れたところも見えるみたいです。小さな虫さえ空高いところから見えるんですね。私たちが近づいていっても鳥にはなかなか近づけません。私たちよりもずっと先に気づいていて安全な距離を保ちます。サギをテーマに撮影していて気づいたのは、サギにはテリトリーがあり、僕との距離感をきちんと計っているということです。超望遠レンズでファインダーを覗いているのですが、サギにはレンズ越しに僕の目まで見えているようです。
ゆっくりゆっくり近づいていって、慣れてもらおうと思うのですが、なかなか許してくれません。「もう一歩出たら鳴くだろうな・・」っていうことがわかります。飛び立つために首を伸ばし、また、仲間に危険を知らせようとします。「クアッ」という一声で一斉にサギのコロニーには一羽もいなくなります。
鳥は人間にとって有害な場合もありますが、その性質を知ることにより無害となり、それどころか有益な仲間となりうることもたくさんあります。田や畑の害虫を食べてくれたりすることもご存知ですね。また、人に飛ぶことを教えてくれたのも鳥でした。浜のほうでは、ウミネコが沢山いますが、漁のあとの散らかった魚を掃除してくれたりします。ウミネコがいないと、浜は魚の腐敗臭で近寄ることもできないかもしれません。浜では人も鳥も当たり前のように共存しています。
自然の中に存在するものは、ほとんどの場合意味があります。その性質を知り、うまく利用すれば共存してゆけるのでしょう。人間だけの地球ではなく、人間も自然の一部であるという日本古来からの考えを守ってゆきたいですね。
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